ノードごとに通常CMTSを置くことが通例でしょうが、わけありで、1ノードに2つのCMTSをぶら下げる場合の方法。
DOCSIS自体は、このあたりで詳しく出てますが、
http://suteteko.org/docsis/index.html
あまり例がないので、メモ。
・上り周波数と下り周波数を分ける。
→これは当たり前。
・上り周波数と下り周波数の順番を揃える。
→例えば、1台目をUP:30MHz、DOWN:300MHz、2台目をUP:40MHz、DOWN:350MHzなど。
(UP/DOWNのペアを、ひっくり返すとうまくいかないようだ・・・)
・必ずしも、CM側が1本目を最初につかむとは限らない。
→これは結構はまる(笑)。なんかの拍子に、CMが2本目をつかんでしまうことがある。
・CMのコンフィグファイルに上り周波数を明示指定。
→通常は自動になっているので、周波数を固定する。つまり1台目用と2台目用で2つ必要。
・DHCPサーバの設定が必要
→最初メーカやらにいろいろ聞いてみたが、どうも釈然としない。
結果的に、1台目と2台目のCMTS用に、1つのモデムでも2つIPアドレスを振ると良さそう。
使わない側のCMTSにIPアドレスを割り当てていないと、タイムアウトを起こす。
また、その際、CMのコンフィグファイルは共通のものを設定する。
すると例えば、1本目を使う設定されたCMが、間違って2本目をつかんでも、上り周波数が違うのでリセットされて1本目をつかむという流れ。2本目が1本目をつかんでも同じ結果。
ISC DHCPだとこんな感じで書いてみた。
●1台目CMTSのゾーン
host cm000-015 {
hardware ethernet aa:bb:cc:dd:ee:ff;
fixed-address xxx.xxx.1.15;
filename "01-01m.cmc2";
}
●2台目CMTSのゾーン
host cm000-015 {
hardware ethernet aa:bb:cc:dd:ee:ff;
fixed-address xxx.xxx.10.15;
filename "01-01m.cmc2";
}
↑IPアドレスだけ変えて、あとは同じ。
※CNRだとこの辺できるんだろうか・・・。