今日は一日、PBXとasteriskに振り回されるw
留守番電話をasteriskで実現しようということで、検証していた。
留守番電話の内容はメールで複数人に送信。そしたら送信先のiPhoneなどで聞ける。
しかし今回、PBXが間に入っていたためだいぶ難航してしまった。まだ解決できてないしw
回線構成的にはこのような感じ。
[ISDN外線] →ISDN外線→ [ISDN-TA] →アナログ外線→ [PBX] →アナログ内線(SLT)→ [VoIP-TA] →LAN→ [asterisk server]
という感じ。機器的には、
ISDN-TA : INSメイト V30 slim
VoIP-TA : ICOM VE-AG1
asterisk server : ver.1.4系
を使ってみた。
asteriskの設定上、留守番とかIVRは全く問題なく使えたのだけど、1点問題が発生。
「外線からの着信時に、発信側(外線)がオフフックしたときに、asterisk側で終話検出ができず回線が塞がりっぱなしになる。」
これは、けっこう大問題。
次誰かが、かけてきても話中になってしまうwww
原因は、VE-AG1とPBX配下のアナログ内線(SLT)が問題。
アナログ内線(SLT)は極性反転しないことが多い。またVE-AG1は極性反転必須ということで、相性最悪(笑)。
電話屋さんに現在、アナログ内線(SLT)で極性反転できるか確認してもらっている。
で、これだとラチがあかないので、PBX外して、
[ISDN外線] →ISDN外線→ [ISDN-TA] →アナログ外線→ [VoIP-TA] →LAN→ [asterisk server]
ISDN-TA : INSメイト V30 slim
VoIP-TA : ICOM VE-AG1
asterisk server : ver.1.4系
として実験してみることにした。
原理的にはこれでうまくいくはず!!と考えたのだけど、結果は同じだった!!!www
「外線からの着信時に、発信側(外線)がオフフックしたときに、asterisk側で終話検出ができず回線が塞がりっぱなしになる。」
という現象が再発(T_T)。
どうもINSメイト V30 slimだと、終話検出がうまくできない。
機器仕様だとアナログポートは「極性反転あり」となっている。が、終話時に極性反転しているかどうかがよくわからない。
ATコマンド調べても設定らしいものがない。
もしかしたら、終話時の極性反転がないのかもしれない。→もしくは、着信時の終話挙動が違う?。
よくわからなくて悩んでいたところ、ふとほかのTAはどうか調べてみたところ、
YAMAHAのISDNルータの場合は、下記の設定がある。
> ●TEL ポートへの切断信号の送出の設定
> analog disc-signal
>
> 指定した TEL ポートへの切断信号を送出するか否かを設定する。
> on に設定すると、着信による通話時、発信側が先に通信を切断した場合に、極性反転して擬似的な切断信号をその TEL ポートへ送出する。
とある。設定値はデフォルトでon。
これは理想的なので、明日以降にYAMAHAのTAで実験してみようと思う。
ちなみにタカコムが、
●音声応答・転送・お待たせ装置 EA-606
http://www.takacom.co.jp/product/03/ea606.html
というものを販売していて、
> 1)極性反転機能
> 「極性反転のない回線(PBX内線等)に接続し、「極性反転」を必要とするアナログ機器を正常に動作させることができます。
>
> 2)話中音検出機能
> 相手先掛け(切断)時の話中音を検出し、再極性反転信号を出力し、アナログ通信機器が回線開放できます。
なんて機能が付いている。
特に2番は気になる機能で、400Hzのビジートーンの検出をして極性反転するという面白い機能が付いている。
誤検出も想定されているようでトーンの検出回数設定ができるらしい。
asteriskがchan_sipあたりにソフト的に実装されたりすると、すげー便利なんだが・・・。
今回のアナログ内線(SLT)のためにある機能といえる。
値段が若干高めだが・・・。88,000円也。
同じような話があるんだなぁ、、、と思った。